クレヨンの色と配列の関係性

誰もが子どもの頃に使ったことがあるクレヨン。箱を開けると色とりどりのクレヨンが並んでいて、何色から使おうかわくわくしていた方も多いのではないでしょうか?

クレヨンは、子どもの成長には欠かせないものです。絵を描くことで想像力や独創性が磨かれ、色の組み合わせも学ぶことができます。

そんなクレヨンですが、実は並び方に規則性があるということをどれくらいの方がご存知でしょうか?今回は、クレヨンの色と配列の関係性についてお話します。

すべてのクレヨンが全く同じというわけではありませんが、よく見てみるとほとんどのものが同じ並び順になっています。それはクレヨンだけでなく、色鉛筆や絵の具にも同じことが言えるんですよ。

色は、大きく分類すると【有彩色】と【無彩色】の2種類に分けられます。

有彩色とは、赤・青・黄・緑・オレンジなどの文字通り鮮やかな色のことを指しますが、彩に関係なく色味があるものは全て有彩色に分類されます。

反対に無彩色とは、色味がない白・グレー・黒などの色のことを言います。

さらに、先ほど挙げた赤・青・黄は他の色と混ざり合っていない原色であることから、【三原色】と呼ばれています。

三原色と無彩色以外の色は、有彩色同士を混ぜ合わせて作られています。そうすることで生まれた色はそれぞれ近しい色味を持っているため、似ている色同士を隣り合わせにして円状に並べたものを【色相環】と言います。

クレヨンは、この色相環に基づいて配列されていたのです!

以前に虹のお話をしましたが、色相環は「虹の順番」と覚えると覚えやすいですよ!色相環は虹同様「赤→橙→黄→緑→青→藍→紫」の順になっており、その両端に白・グレー・黒を置くことで、美しい配列に仕上がっているのです。

いかがでしたか?普段何気なく目にしているクレヨンですが、その配列にもきちんと意味があったのですね。今後もしクレヨンや色鉛筆を目にする機会があったら、ぜひ色相環の順で並んでいるかチェックしてみてくださいね!

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