衣類の日焼けの原因と解決法とは

おはようございます!

昨日は色落ちを防ぐ、衣類の洗濯方法について見直しました。


今回はもう一つの衣類の色落ちの原因となる日焼けについて考えてみたいと思います。

黒色のTシャツが茶色っぽくなってしまったり、白色のTシャツが黄ばんでしまった、など。

洗濯の方法に気を配っていても色落ちしてしまうのには、その保管方法や干し方に原因があります。

衣類日焼けのメカニズムを知って大切なお洋服を色落ちから守りましょう!



【衣類日焼けの原因は光にあり】

衣類が変色してしまうのは、光にさらされてそこに含まれる紫外線が染料分子を壊してしまうことから発生します。

衣類を色づけている染料分子の化学構造が、紫外線の強いエネルギーで分解され、構造に変化が生じます。

そのことにより発色機能が損なわれてしまったり、衣類の繊維から色が落ちてしまうのです。

これは、白い衣類が黄ばんでしまうのも同様のことが言えます。

実は衣類が白く見せるために、衣類に蛍光増白剤というものが使用されています。

これは青色発光に晒されることよって、より衣類の白色の発色がされるように加工がなされているのです。

つまり、紫外線に当たると、この蛍光増白剤の化学構造が変化してしまい黄変してしまうのですね。



【外干しだけが日焼けの原因ではない】


紫外線に当たるのがダメと聞くと、じゃあ外に干すのを控えればいいのかと聞かれるとそうではありません。

室内で保管する際にも注意が必要です。

理由として考えられるのは、蛍光灯の光。

蛍光灯とは、紫外線に蛍光塗料を塗って光が私たちにも見えるようにしたものです。

つまり、室内でも紫外線を浴びている、ということです。




【衣類を色落ちから守るために】

繊維素材そのものが変色してしまう素材として、ウール、シルク、ナイロンがあります。

これらの素材を使用した衣類を洗濯した際は、日陰に干すように心がけてくださいね。

また、部屋に干す際も窓際などは避けるようにしましょう!

衣類を保管する際は、クローゼットに隙間がないことを確認し、なるべく光にさらされない環境でしまってあげてください。

また、汗に含まれる成分によって繊維の化学構造の破壊を助長してしまいます。

衣類を閉まってしまう前に水洗いなどをして対応してください。



【お気に入りの衣類を大切に】

自分が気に入っているお洋服が変色してしまうのはとても悲しいことです。

少しの気遣いで色落ちを防ぐことができるならそれに越したことはないですよね。

皆さんも衣類の扱い方を見直し、素敵なお洋服を長く着れるようにしましょうね!

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