かねてから、昆布やわかめなどの海藻類は髪にいいとされています。海藻を食べることで、育毛の効果を図ったり、髪の色をより黒くしようとする人もいるとは思いますが、本当に海藻類を摂取することは髪にいい影響を及ぼしているのでしょうか?
海藻類が髪にいいと推定される理由はシャンプーなどに使用されていることやCMなどのイメージもあると思いますが、海藻類そのものの色にあります。昆布やわかめのツヤツヤとした艶やかな黒色は、何となく日本人の綺麗な黒色の髪によさそうな気がしますよね。しかしその黒色が直接髪の毛の色に移るわけではありません。実は海藻類が含む栄養素に髪の成長を支える成分が多く含まれているのも事実なのです。
【ミネラル】
海藻類の髪に良いとされる代表的な栄養素として注目度が高いのはミネラルです。確かに、昆布やわかめなどの海藻類にはミネラルが多く含まれ、ミネラルを補給するという点で海藻類は非常に優れたものとなっています。しかし、このミネラルは直接的に髪に働きかけるわけではなく、血液をさらさらにする効果があることで、結果的に髪にいい影響を及ぼしているのです。つまり、血液の流れをよくすることによってよりスムーズに栄養素が頭皮にいきわたるようになり、栄養の吸収を助けることにつながっています。
【食物繊維】
海藻が持つ粘り気は、フコダインと呼ばれる食物繊維の一種です。海の中で海藻を守る役目をしているのがこのフコダインなのです。これは、ナトリウムや脂質など体内から排出するのに役立ちます。そのため生活習慣病の防止や免疫力を高める効果も見込めるのですが、ここで注目していただきたいのは、このフコダインは育毛たんぱく質を増やす働きを持っているのです。これ学会でも証明され、事実として海藻に含まれるフコダインは育毛効果が期待できることがわかりました。
【まとめ】
海藻が髪の色を黒くするというのは、その色イメージからくる迷信のようなものに過ぎませんが、その育毛効果は学会でも認められ事実として存在するようです。髪に最近元気がないなと感じる方は、食事に上手に海藻類を取り入れてみてはいかがでしょうか?ただし海藻類は塩分も多いので取りすぎには気を付けてくださいね
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