白と黒、金、ゴマにはその色によって種類が分けられています。その色や調理への加えやすさ、独特の香りや風味によって、隠し味やポイントとして陰ながら料理を支えている材料ですよね。でも何となくでゴマを使用してはいませんか?その色からくる特徴によって効率よく栄養を取り入れることができ、カラダにうれしい効果も見込むことができるのです!
【その栄養素の違いは実は、、、?】
実は、ゴマの大きな違いはその色だけであって、含まれる栄養素に大きな違いは見られないことが事実としてあります。ゴマに主に含まれている成分は、ゴマと言ったらこれというほど今や有名な『セサミン』、また、『タンパク質』、カロテンやルテインなどの『ビタミンA』、リボフラビンなどに代表される『ビタミンB群』、そして鉄分やナトリウムなどの『ミネラル』です。これらの成分は、白、黒、金、その色に関わらず豊富に含まれています。
しかし、そのゴマの色によってわずかに含まれている量が多い栄養素が色によって違うのではそれが特徴として挙げられるでしょう。
白ごま:脂質成分がおおい!
ゴマの脂質はリノール酸、オレイン酸という成分から構成されます。この成分が白ごまはほかのゴマに比べ含有量が多いです。脂質といっても、このリノール酸は、食物からしか摂取することができない成分で、必須脂肪酸の一つです。動脈硬化を予防する働きがあり、肥満を防止する効果があります。また、オレイン酸は血中コレステロールを下げることによって老化防止を期待できます。
黒ごま:ポリフェノールを多く含む!
黒色のその種皮によって、黒ごまはポリフェノールを多く含みます。赤ワインと白ワインの色の違いの回でもご紹介した通り、ポリフェノールには抗酸化作用を臨むことができます。
金ごま:抗酸化作用のフラボノイド
更年期障害の症状を抑えることができるフラボノイドは、金ゴマに多く含まれています。これは、ポリフェノール同様に抗酸化作用があり、アントシアニンが含まれていることから、視力をよくすることにも役立ちます。また、白ごまよりも脂質成分がわずかに多いこともその特徴です。
ゴマのその健康への効果は有名なセサミンだけではないのがおわかりになりましたでしょうか?その色の違いは栄養素の違いには大きな影響を与えていませんが、その特徴による体への効果によって使用するごまを変えてみるのもいいのではないでしょうか
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